不動産の教科書

不動産全般やニュース、空き家・空き地の問題、不動産売買について取り上げていきます。

MENU

不動産会社に家をだまし取られた事件!?

数年前の事件となりますが、産経ニュースの記事に掲載されていました。

 

事件の内容としては訴えをおこした男性は家をだましとった不動産会社に対して詐欺と損害賠償請求の訴えをおこして、4700万円の勝訴判決にいたったというもの。

 

ただ、勝訴判決にいたっても、不動産会社が口座からお金を引き上げて、一切支払う姿勢を見せていない為、どうしようもなくなっているようです。

 

結局、損害賠償の請求が認められても、刑事事件として詐欺罪が認定されない限りは

この不動産業者はいつでも逃げ切ってしまうでしょうね。

 

わたしも2年前に不動産売買絡みで180万円だまし取られましたが、差し押さえの手続きはいつでもできるんですけど、うまくいかないでしょう。相手方が財産隠しをうまくやってることから、、難しくて諦めました。新宿で不動産会社の実質社長(名義は彼女)をやってるかたなんですけどね。

 

1審判決などによると、男性の妻は22年、知人女性(別の詐欺罪で有罪確定)から事業への出資を依頼され、「この話が止まると指詰めもの」と訴えた女性への同情もあり、女性から紹介された金融業者「ユニオン・フィナンシャル・サービス」に出資金の融資を依頼。ユニオンからゲッツを紹介された。両社は所在地や役員、従業員が重なり、実質的に一体とみられる。

自宅失い妻自殺…「同じ被害者出さないため戦う」 不動産会社の詐欺認定されず 67歳男性、実質勝訴も苦渋の控訴

f:id:fudosan-kyokasho:20161116115458j:plain

(画像引用元) 大事な知人を装ってた被告側の女性の罪は重い

 

こういうニュースを見てると、ジャニーズの山下君が出演していたクロサギやナニワ金融道を思い出す・・・上記のゲッツ・インターナショナル社は悪質性が高い過ぎるが。

 

どうしようもない不動産業者の一面は私もよく見る機会が多い。

たとえば、ここ1年で私が知った反吐が出る一例をあげよう。

 

練馬の不動産売買業者E社。 隣人トラブルを抱えた中野区の古家付き土地を破格の安値で購入。

隣人トラブルがあったからこそ、破格で購入できてるわけです。

仕入れた価格の3倍の金額で売ることに成功。その古家付き土地を購入した買主はその後、隣人トラブルのせいでリフォームや建て替えができずに困り果てる。営業マンが『販売時にリフォームや建て替えは当社に任せてください!』と提案して売ってるのだが...売った後は知らぬ存ぜぬ。買主は都庁に相談求めるも、結局解決されず...

 

新宿の不動産売買業者D社。再建築不可の物件を再建築はできます!43条但し書きの許可が取れる土地ですと、大田区の再建築不可の土地を仕入れ値の2倍で売却。

買主はその後、43条但し書きの許可が取れず、D社に白紙解約を求めるも、、、D社は応じず。

 

ゲッツ・インターナショナルの事件とは、比較すると全然小さい案件ではあるが、、

このような業者って、、こういう揉め事を繰り返し繰り返し、しこたま儲けてるんですよ。

新宿のD社にいたっては、顧問弁護士もいます。そして、裁判をおこさなそうなお客さんを狙って売ってるようです。2年、3年と裁判をし続けるにもお金がかかりますからね。お金をもってるお客さんでない限りは、裁判や訴訟をおこすのは簡単ではありません。