不動産の教科書

不動産全般やニュース、空き家・空き地の問題、不動産売買について取り上げていきます。

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おそろしい不動産の地面師グループ・・・

 

地面師ってきいたことありますか?

 

じつは僕も、地面師とは何なのか、不動産業界にいるけど、あんまりわかりません。

地面師について、ぐぐってみたら、下記のようなことが出てきました。

 

  • 他人の所有地を利用して詐欺を働く者
  • 売主本人になりすまして、書類(印鑑証明書や印鑑、身分証明書)を偽造したりして、無断で不動産売買を行ってしまう者

 

 

地面師とは、売主本人になりすまして、売買代金をかすめる詐欺集団、詐欺師ってことですね。 

 

僕も知り合いに不動産購入の話を持ちかけられて、180万円騙されたことはあります。

 

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まだ地面師のような詐欺集団、詐欺師に遭遇したことはありません。

 

 

死亡した女性になりすまし、無断で土地と建物を売却して不動産業者から代金4700万円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は30日までに、会社役員、喜田泰寿容疑者(58)=神奈川県横須賀市大滝町=ら男女4人を詐欺などの疑いで逮捕した。

死亡女性になりすまし無断で不動産売買 容疑の4人逮捕

 

地面師こわいよ~、だって騙されてるのが不動産業者なんだもんなぁ。

 

僕が働いている会社は主な事業が不動産の買取なんですよ。

いつ、地面師が、僕が働いている会社に、仕掛けてくるか・・・わからないっすよね。

おそろしい。

 

なるべく、どんな小額の案件(安い不動産)でも、気を付けて不動産取引には臨むようにしておりますが。

 

買主の立場で不動産売買を行うときには、いつもお願いしてる司法書士に所有権移転や決済の立会をお任せしてします。

 

今まで、ほとんどのケースにおいて、売主は権利証や登記識別情報をもっていて、本人確認できる必要なモノの準備(印鑑証明書、実印、身分証明書)も問題ございませんでした。

 

たまに、権利証が紛失したって方もいますが・・・ほとんどは売主がご高齢の方で、詐欺師のようなうさんくささはみじんも感じない方なので安心してますし。

 

どうなんでしょうね。

 

地面師とは遭遇したことがないから、わからないですね。

 

たまに、法人が売主で、当社が買主で、司法書士は売主指定であることもあります。

そのようなときは、やっぱり神経つかいますよね。だって、自分が普段任せてる司法書士ではないからね。

 

そのような不動産取引をする場合には、

  • 司法書士の事務所がしっかりと存在してるか
  • 法人の会社は存在してるか

また売買契約・決済の時には、法人の代表者や社員の方の確認(身分証明書や印鑑証明書)、司法書士の方の確認はするようにしてます。

 

大丈夫だと思うんですけどねー。

でも現金決済で、売主が売り急ぎの場合には、いつもより慎重になって取引を行わないとダメですね。

 

新宿区内の建物の売買が成立していないのに自分の所有物と偽って登記し、港区内の不動産会社に土地と建物を売ったとして、代金計約9億円をだまし取ったなどとしている。

他人のアパート売り9億円詐取 容疑で「地面師グループ」を逮捕 警視庁

 地面師による金額がでかい事件もあったみたいですね。

6年前に起きた事件が、、今年になってニュースになるって・・・遅すぎないですか?

 

この地面師がかかわった不動産の所有権はいま、どこにあるのだろうか?

 

この9億円アパートの事件に関しては、鯨井容疑者は土地は不正取得してるみたいだし、買主である港区の不動産会社に土地の所有権移転はしてたのかな...

元の売主の権利はどうなっているのだろう。

 

地面師集団にはかかわりたくないものです。

 

でも、いつかはかかわってくるのでしょうね。生涯、不動産売買の仕事をしてる限りは。