不動産の教科書

不動産全般やニュース、空き家・空き地の問題、不動産売買について取り上げていきます。

MENU

部長・・・僕は会社を辞めます

 

はてなブログの人気エントリーに下記のブログがあったので、読んでいた。

 

 

どこの会社も辞めるのは大変ですよね。

会社にとって必要な人材、いてほしい人材なら、

なおさら引きとめられるでしょうし。

 

不動産売買の世界でも、同じです。

会社側は、優秀な人間や忠実な人間・兵隊のように動いてくれる人間をやめさせたくないですからね。

 

不動産売買やマンション販売の会社では、1ヶ月や2ヶ月で辞めちゃう人間も多いので、そういうすぐに辞める人間はひきとめはしないですけど。

 

コンスタンスに成績をあげる人間や、半年以上勤めている人間だと、まずはひきとめられますね。

 

 

僕も、今は倒産して既にない、マンションデペロッパーに勤めていたとき

 

会社を辞めるのすごい苦労しましたからね。

 

面白いことに

社員全員が洗脳されてます。(特に新卒で入社した社員たち)

中途社員はそうでもなかったかな?

 

新卒で入社したA社員やB社員に『僕、そろそろ、会社辞めようと思いますよ~』と相談すると、

 

A社員『えっ殺されるよ? たぶん、家までくるし、どこまでも追ってくるから無理だと思うよ』

 

B社員『むりむり、絶対にやめられないよ。特にここ数か月、成績良いじゃん。絶対に辞めさせてくれないって。成績あげちゃってるんだもの。辞めると言ったら、監禁されるよ』

 

こんな感じで、他の社員たちもびびって、辞められない社員多かったです。

 

当時勤めていたデペロッパーの社長、部長はイケイケの投資ワンルームマンションの販売会社から独立した方々で

 

数々の社長や部長の武勇伝が社内でも広まっていました。

 

・社長は元々渋谷のチーマーの頭だった、社長の兄貴はヤクザ

 

・部長は、お客さんが売買契約をキャンセルして他のモデルルームに行ったときには、そのモデルルームに木刀をもって乗り込んだ

 

・以前いた社員が辞めるといった時は、ボコボコにされた

 

本当だか嘘だかわからないけど、嘘っぽいような話を社員たち皆信じ込んでしまっていたのです。特に新卒で入社してきた社員たちは・・・

 

僕は、そういう話は嘘にきまってるだろうと信じてはいませんでしたが。

 

 

辞める時に

 

まず、モデルルームの当時の課長に

 

『やめます。もう辞めたいです。』

課長から1時間の説得を受ける

『もったいないよ。やめちょうの。年収もこれからどんどん上がっていくし、休みも取れるようになるし』

それでも、固い辞意を伝えると

『わかった。来週の月曜に、本社朝礼があるから、その時に部長と話をしてくれ。私からも伝えておくから。』

 

 

1週間後の本社朝礼の日

朝礼後に部長から別室に呼び出される・・・ドキドキ・・・

最初の1時間ぐらいは説得されますね。

もちろん、アメの説得です

『○○くんさ~、ちょっと君は今、疲れてるんだよ。1週間ぐらい休みをとってきて考えなおしてみなよ。これから休みもとれるようにするしさ。』

 

『成績あげてんだから、辞めないでくれよ。役職も係長にしてあげるから。』

 

 

『だれか嫌いな奴がいるのか? ○○か? 』

 

『課長も現場を厳しくしすぎなんだよな。俺から、休みを皆にとらせるように課長に言うからさ!』

それでも、固い辞意を伝えると・・・

 

後半1時間はムチの説得にかわってきます。

『なんでやめようとしてんだよ? だれだよ? お前に変なこと吹き込んでる奴は? 今からそいつに電話しろよ』

 

『お前のこと、絶対にやめさせねえからな。お前の家だって知ってるし、にがさねーぞ』

 

『あんまり、ふざけてると、殺すぞ!?』

この段階で、退職することを部長に納得してもらえなさそうだったので、とりあえず、『辞めないので、3日休みをください』ってことにしてもらいましたね。

絶対に納得してもらえる雰囲気じゃなかったので。

 

で、しょうがなく、

 

休みをとり終わった4日後は、無断欠勤(ばっくれ)です。

 

もちろん、携帯には、部長からの鬼コールがありましたけど。

 

課長の電話には出ましたけどね。

『無理です。もう会社行きません。』と伝えました。

 

郵送で、退職届やら、名刺や必要なモノの返却をした..記憶があります。

 

びっくりしたのは、翌月の給料日に残業代や有給休暇分もまとめて給与として振り込んでくれましたね。

こちらサイドから、そんなこと伝えてなかったのに。

 

トラブルにならないように警戒してたのかな。