賃貸不動産業者が理不尽と思ってしまった出来事
賃貸仲介業1本で飯を食っていくって大変だと思います。
なにより、営業マンが一番大変かな? 管理や売買もやらないと、賃貸仲介1本で営業していても、いずれ倒産する可能性が高いですよ。
ぼくも、20代の頃は賃貸仲介が楽しいと思っていましたが、もう自分ではしたくありませんね。まあ、30代、40代で案内業務をおこなっている方は少ないでしょうけどね。
そりゃ、
20代の頃は、沢山の物件を内見できることが楽しかったです
高級マンションやタワーマンション、デザイナーズマンション、ご一緒に内見させていただくのは楽しいんですよ。
仕事が出来る商社マンやIT系の人、起業したばかりの意識高い系の人、綺麗なOLさん、そりゃ内見に同行させてもらったら、話が面白い方も多いですし。
でも、そんな楽しい内見ばかりではないんですよね。100件に1件ぐらいの割合で、理不尽だと思ってしまうお客さんもいらっしゃいます。
都心の賃貸業者だろうが、田舎の賃貸業者だろうが、まあどこの不動産会社でもあることでしょう。
私が、今まで理不尽だと思ってしまった出来事
1.紹介されたマンションが、事故物件だったから慰謝料を払えといってきたお客さん
(大島テルを確認したら、確かに別の階のお部屋が自殺で掲載されてました。但し、管理会社に確認したら大島テルに掲載されてる情報は間違えで自殺は無かったとのこと。居住人が遠方の病院で亡くなっただけだそうです。)
2.現地に鍵が設置されていなかった。そして、現地に鍵を設置してなかった管理会社は開き直る
(これは結構あるんです。管理会社にめちゃめちゃ怒りたいけど、その場で怒っても対応してくれないし、時間の無駄ですからね。理解あるお客さんだったらいいけど、中々そうはいかない。だいたいはお客さんに怒られてしまいます。でも、防ぎようがないんです。)
3.賃貸物件の審査が落ちてしまった。お客さん超切れる
(こっちが聞きたいよー! )
4.保証人をたてることは聞いていないとお客さん超切れる
(これは結構多いです。地方から上京してくる新入生の、会社経営してる親御さんが多いかな。『たがたが賃貸ごときで、なぜ保証人たてなきゃいけないんじゃあ(`Д´)プンスカ(`Д´)プンスカ』)
5.繁忙期でお客さんいっぱいで、急きょ来店したお客さんの対応ができず、お断りした。そしたら、"お店のホームページに予約必要とは書いていなかった"と超切れられるお客さん
(謝罪をしたもののお客さん納得いかずにしばらく帰ってくれず。警察沙汰になってしまう)
6.内見した後で、申し込みたい物件を仲介手数料半額にしろと言ってくるお客さん
他の不動産会社では手数料を多少割り引いてくれるらしい。泣きそうになった。
(そりゃ、他の不動産会社では、内見や物件探しの手間をかけていない。物件が決まっているのだったら、他の不動産会社からしたら申込書を書いてもらうだけっていう楽な仕事だもん。)
東京の不動産会社には、いろんなお客さんがこられます。
会社員、会社経営者、自営業、水商売勤務の方、フリーター、生活保護受給されてる方、大学生
時には得体のしれない方や明らか犯罪者、または行方をくらましたい方のお問い合わせもあるものです。
年に1回ぐらいは警察や税務署から電話がありますからね
『指名手配してる者が、そちらに〇月〇日〇時ごろ電話されてるようです。わかりますでしょうか?〇〇と名前を名乗ってたかと思いますが。』
こわいこわい・・・どんな人だったんだろう・・・