不動産の教科書

不動産全般やニュース、空き家・空き地の問題、不動産売買について取り上げていきます。

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指値交渉は簡単には成功しない

不動産を購入するときに、指値を入れることがあります。

 

鬼の指値、指値のテクニックなどとネット上でも色々と公開されていますが、

 

指値が通るかどうかは、テクニック云々ではなく、売主次第でしょう。

 

指値とは・・・販売価格よりも、安い価格で購入を意思表示する

 

私が勤めている会社でも、売主物件としてathomeや不動産ジャパン、home'sなどに掲載をすることがあります

 

売主の立場として、この指値をする気満々で内覧に来られる投資家のかた、非常に多いです。そして、非常に面倒な気持ちになってしまうことがあります(笑)

 

『〇〇万円だったら買う!』この一声だったら、楽なのですが、

 

この指値をテクニックをされてるようなのかわからないのですが

 

『う~ん、この床はダメだなぁ~』

『う~ん、サッシと外壁のリフォームでお金がかかってしまうなぁ~』

 

買いたいけど、安くしてくれぇっていう気持ちがびしばし伝えてくるかたも多いです(笑)

そして、無駄に内覧時間が長い。

 

あまりに内覧時間が長い場合には、『安く出来ませんよ』ってはっきり伝えることになりますが。

そりゃ、そこまで安くなるんだったら、誰だって買いたくなるさ(*_*

 

 

私も、昔は買取査定をするときに、

仲介会社の担当者の前でだらだらと物件のダメ出しをしながら、内心安くしてくれないかなぁ~っと内覧時間を長くとっていました。

 

今では、『具体的に〇〇と〇〇の箇所が悪い、駅から10分以内で立地が良い、道路付けが悪い、なので〇〇万円だったら、当社で買い取ります。』

というふうに簡潔に金額を出すことが多い。

 

 

話が逸れたが、業者売主物件だったら指値はあまり受けてくれないだろう。

 

 

指値が成功するのは、指値のテクニックが必要なのでなく、

 

売主が誰なのか、売主の売却事情

 

それにつきると思う。

 

売主が不動産業者、買い替えの方だとしたら、指値は成功しづらい。

 

 

指値が成功しやすいのは

 

売主が相続で所有している方、売り急いでいる方でしょう。

 

買い手が、売主は誰なのか、売主の売却事情を知るのは

簡単ではありません。

 

 

だからこそ、

不動産会社と仲良くなっておく、不動産会社と付き合いを日ごろから持っておくのが大事ですね。

 

 

""指値が通りやすい不動産""と思える情報が入ってくることがあったとして、

在庫が多くお腹いっぱいの場合には、不動産会社としても買取を見送ることもあります。

 

そういう場合には、付き合いがある投資家や知人に声をかけることもありますし。