不動産の教科書

不動産全般やニュース、空き家・空き地の問題、不動産売買について取り上げていきます。

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不動産会社って値下げ交渉をしてくれるの?

家賃の値下げを交渉する機会は賃貸物件の申込時または更新時だろう。

 

申込時に家賃の値下げ交渉をするのは不動産会社の仕事であり、

更新時に家賃の値下げ交渉は契約者自らが行うことになる。

 

 

お部屋探しや申し込みをするときには、不動産会社に値下げ交渉はお願いしておいたほうが良い。

どうせならば。

 

値下げ交渉をお願いしないと、値下げ交渉や仲介手数料の無料対応等をやってくれないことがあるからだ。

 

 

 

私が勤めている会社では物件管理をやっている。

 

不動産会社から家賃の値下げ交渉を受けることは少ない。

 

悲しいことに、AD(業者へのバック)の相談のほうがはるかに多い。

 

 

家賃の値下げ交渉に関しては、内覧があった10件に1件ぐらいはあるかな。

「家賃11.5万円を11万円だったら即申し込みたいっていうお客さんがいるんですけど、むずかしいですか??」

なんていう強気の交渉があったこともある。

もちろん、即却下します。 

 

1000円から2000円位だったら、オーナーにぶつけてみる気にはなるんだけどね。

相場よりはるかに安い賃料をオーナーにぶつけてしまうと、こちらが怒られてしまう。

 

 

 

家賃の値下げ交渉が通りやすい条件を言うならば、

・アパート

・個人オーナーである

・1000円から2000円程度だったら、わりと簡単に出来る

 

法人オーナーだと通りづらい。一担当者が勝手に値下げを承諾できないからね。

個人オーナーであれば、直接家主(所有者)に要望を伝えられるので、話がはやいし、オーナーの気分次第では簡単に値下げを承諾してくれる

 

空室が多く発生している法人オーナーの物件では、フリーレントや仲介手数料無料、保証会社貸主負担といったキャンペーンをしてることはあるが

家賃の値下げに対応してくれることは少ないだろう。

 

 「地元を知り尽くした古い仲介業者を使い、法人ではなく個人オーナーの物件を探すこと。木造築20年以上(木造は20年ローンが多い)や、駅から徒歩10分以上が狙い目。周辺の相場や具体的な他物件と比較した上で『迷っているが、あと〇〇円下がれば今決めたい』と条件を伝え、その場でオーナーに電話してもらいましょう」

 「家賃を値切る交渉術」法的根拠のない礼金にも

 

 

それに、都心の物件(マンション)では、不動産会社の裁量に任せている物件が多いですからね。

 

都心の物件はAD付き物件が多く、

・ADをフリーレント(家賃1か月分無料)に適用するか

・仲介手数料無料にするか

・不動産会社にバックするか

どれを選択するかは、不動産会社次第なのだ。

 

ADをフリーレントに転換したり、仲介手数料を無料にすれば、お客さんがお得だし

 

不動産会社にバックすれば、手数料とあわせれば不動産会社が2か月から3か月分の報酬を得られることになる。