相続した再建築不可物件・・・売れない? 売れる?
再建築不可物件を相続した方、売るに売れなくて困っているって方もいるでしょうか。
親が子供に相続させたくないといえば、借金。
それ以外にもあるとしたら・・・
再建築不可の土地や物件を子供に相続させたくないという方も多いです。生前の内に処分しておきたいという方もいます。
この再建築不可の土地や物件は、
- 負動産
- 死地
- 買ってはいけない土地
- 価値がない土地
などなどと揶揄されることがある。
(画像引用元)4m以上の道路(公道や位置指定道路)に2m以上接していない土地は再建築不可になる
月島や下町では、建築基準法が施行される前から、昔から民家が立ち並んでいた道路では4m未満の道路が多い。そのような道路は2項道路や3項道路として認定されており建て替えが出来る場合もある。
再建築不可の物件は解体できないんですよ。まあ、解体してもいいんですけど、更地になってしまいます。更地にしちゃうと、二度と建物を新築することはできないんですよ?
道路に接道してる間口が2m未満だから、駐車場としても活用できない。
そんな土地、売れると思います? 売れないですよね。
それに更地にしてしまうと、固定資産税の住宅用地の特例が受けられなくなってしまうため、固定資産税や都市計画税がはねあがります。
けっこう、多いんです。
再建築不可の土地と知らずに更地にしてしまう方・・・
古家を相続した方、要注意です。建物がボロボロだからって、すぐに解体しないでくださいね。
ちゃんとその土地は公道に接していますか?
毎年、税金10万円から20万円払い続けなければいけない・・・そんな土地(更地)を所有してる方々を私は多く知っていますが・・・残念ながら売れません。
隣地が買ってくれないとなると、未来永劫・・・再建築不可のまま・・・かもしれません。
更地にせずに、建物があればリフォームで再生することは出来ます。
話がそれましたが、相続した再建築不可物件は売れるのか、売れないのか。
売れる物件の特徴、売りづらい物件の特徴を箇条書きにしてみました。
売れる物件の特徴として
- 立地が良い
- 駅から10分以内
- 東京23区内
- 基礎がしっかりしている
- 駐車場がある
- 相場より安い
売れない物件の特徴として
- 建物が倒壊寸前、ボロボロすぎる
- 間口が狭すぎる、間口が1m未満
- 駅から遠い
- 他県
- 建物が小さいのに土地が大きすぎるというアンバランスな不動産(税金が高い)
- 売主が周辺相場の土地値で売りに出している
あと、再建築不可物件、やりたがらない仲介業者も多いです。
住宅ローンが利用できない、瑕疵がある、時間がかかる、境界が確定されていない...
手間がかかるわりには、仲介手数料も安くなってしまいますからね。